新年明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします。
1月5日より、通常通り営業しておりますので
年末年始のお疲れを癒しにぜひご来院ください。
スタッフ一同、皆様のご来院を心よりお待ちしております。

ソーケン整骨院・ソーケン鍼灸院 フタッフ一同

はり? ハリ? 針? それとも鍼?


皆さんに聞いてみますと「鍼治療」は、まずは「恐そう・痛そう!」と言われます。それは、やはり注射を思い出すからでしょうか。確かに注 射が好きだと言う方には出会った事がありませんし、私自身も自らすすんで注射を受けようなんて思いもしません。あのギラリと光る注射の針(現在は無痛注 射針もありますが)嫌なものですよね。そう、この針という字も一般の方から鍼治療を誤解させてしまう原因のひとつかもしれません。 sin_7.jpg
では、「はり治療」「ハリ治療」「針治療」そして「鍼治療」…どれが正しい表現だと思いますか?
実はどれも間違いではないのです。
聞くところによりますと字の由来として、「針」は初め、金へんに「十」ではなく「辛」だそうで、先が尖った物などという意味。「注射針」「縫い針」「釣り針」と使われます。
そして「鍼」 は、「閉じ込める」とか「おおう」というような意味があるそうです。
このように字の意味の違いから、なんとなくイメージが変わってきますよね!?日本の治療院で は、「鍼」の字を使うことが多いのではないでしょうか。
右の写真を見てください。楊枝に比べてみると一目瞭然。私が使用している鍼は、注射針のように太くなく、0. 14mm〜0.2mmほどのステンレス製完全滅菌使い捨てタイプを使用しております。ご安心を! sin_6.jpg
鍼灸はいつ日本に入ってきたのでしょう?
中国では約3000年という長い歴史がありますが、日本でも歴史は古く6世紀中盤には入って来て、平安時代 にはほぼ定着したと言われています。その頃は、まだ“日本式”の管に鍼が入っていて、トントンと刺入するタイプではありませんでした。
え!?はりは中国だ けじゃないの!?とお思いの皆さん。
そうなんです。鍼管(しんかん)と言われる物を用い、無痛で刺入する方法は、江戸時代の杉山和一(すぎやまわいち)と いう、鍼医が編み出しました。和一は幼い頃に失明し、鍼医を志したのですが師匠に才能を認められず、破門されてしまいます。悩み、和一は江ノ島弁才天さん の祠で断食修行をしましたが、その帰り道につまずき転び、失意を感じていたところ、手に竹と松の葉が握られている事に気づきました。和一は、これならば自 分も上手く鍼術が出来ると確信し、現在の無痛である「管鍼法 かんしんほう」を編み出したのです。それからというもの第五代将軍綱吉の病を治し、認められ 大出世し多くの弟子達を育てたと言われています。
日本独自での無痛刺入は、こんなにも歴史があったのでした。
歴史話はそのへんにして次に、刺入した時の感覚についてお話します。
鍼治療を受けられえた方でしたならば「ドーン」とか「ズーン」とか鈍い少し重いような感じ を体験されたと思います。これは、鍼特有の「ひびき」というもので、「得気 とっき」とも言われます。感覚は、疲労性の腰痛など、指圧等で「お〜そこだ よ!そこ!」といった感覚がじんわり持続している感覚でしょうか。私の患者さん達も「きたきた〜!」とか「お〜いいね〜!」など様々な反応をされます。中 には「もう少し強めにして!」などとおっしゃる方もいるほどです。
筋肉は血液のポンプですから、パソコン作業で長時間同じ姿勢をとっていたりしていますと血流が悪くなり滞ってきます。さすがに、帰省シーズンの高速道路み たいに「もう!全然流れないじゃん!」なんてことはないでしょうが、この、血流不足が肩こりなどの原因のひとつなのです。
少し余談ですが、思い出してみてください。学生の頃、授業中は目が疲れないのに家で勉強すると目が疲れるなんて事ありませんでしたか!?授業では、黒板見 て、ノート見て、黒板見てまたノートというように、視線を変えていましたよね?これは目の周りの筋肉が常に働き血液を循環させているという事です。それに 対し、家ではほとんど視線を変えず暗い中で机に向かうとういう、今のパソコン作業のような事になり、目が疲れ肩などもこりやすいというわけです。
このような疲労性のこりなどには、筋肉に直接アプローチしていきます。筋肉の過緊張を緩和し、血液循環を良くする鍼の局所作用を利用する為です。先程の 「ひびき」も「アッ〜改善!」などと思って頂けたら幸いですが、この感覚が苦手な方もいらっしゃいます。敏感な方や鍼治療にまだ慣れていらっしゃらない方 などが多いようですが、このような方々はひびき感を「痛み」と感じてしまう個人差があるようです。しかし、そのような方でも、刺激の調節をすれば治療には 問題ありませんし、ひびき感がないからといって効果がないわけでもありませんのでご安心下さい。
また首などのこりに関しましては、生体とって大変重要な脳幹が近くにありますから、強い刺激はあまり致しません。
※ 参考文献及びWebサイト
臨床鍼灸治療学 (医歯薬出版)
イラスト図解 東洋医学のしくみ (日本実業出版社)